マンション管理の特異点

マンション管理に役立つ法律やルールをコペルマンがわかりやすく解説

割に合わないマンション建て替えの現状と解決策

f:id:coperuman:20160208215057p:plain

 マンションの老朽化の行き着く先は「建て替え」が待っている。カタチあるものは必ず朽ちていく。しかし、日本のマンションの寿命設定はあまりにも短い。地震が無いとは言え、築50年以上の共同住宅は世界中にいくらでも存在し、しかも現役で使われている。

 国土交通省のデータによると、1975年から2014年の約40年間で建て替えられたマンションはたったの250棟となっている。(この数字には阪神大震災による建替え件数は含まれていない。)250棟を39年で割返すと、6.4棟/年という数字が浮かびあがってくる。非常に少ない。

 

建て替えが少ない理由

 シンプルに、お金が掛かりすぎる。これに尽きる。そして、建て替え自体は相当危険な建物と判断されない限りは建て替えする義務がない。実際に建て替えをするとなっても、建替中の住居も探さなくてはならず、年という単位で賃貸などを手配して住居を用意する必要がある。取り壊しから、新しい建物が建つまで考えただけでも莫大なお金が掛かることぐらいは誰にでもわかる。皆、お金を払いたくないのだ。ましてや高齢者に次の30年、50年を考えてそんな決断ができる人が居るはずがない。余暇にお金を使いたいと考えるはずだ。

 

続きはこちらから

https://copelog.info/2020/10/03/rebuilding/